めがね 乱視軸変更の良し悪し

視能訓練士向けの専門雑誌を読んでいたら、めがね処方のアンケート結果が出ていた。

装用不良なら多少の軸は変更するというう内容があり、それを追認する締めくくり。

それを否定するものではありませんが、以下の結果を知っていてほしい。



s±0.00 c-2.00 Ax25゚ の屈折値に対し

  ? s±0.00 c-1.50 Ax25゚ を装用したら

       s±0.00 c-0.50 Ax25゚ の未矯正となる。

その1

 くらくらするので乱視軸を変更

  ? s±0.00 c-1.50 Ax10゚ を装用したら

       s+0.62 c-1.03 Ax48.5゚ の未矯正となる。

 軸を変えず乱視度を下げると

  ? s±0.00 c-1.00 Ax25゚ を装用したら

       s±0.00 c-1.00 Ax25゚ の未矯正となる。

 ?と?、未矯正度球面乱視軸に注目してください。

 

その2

 くらくらするので乱視軸を変更

  ? s±0.00 c-1.50 Ax15゚ を装用したら

       s+0.14 c-0.78 Ax45.5゚ の未矯正となる。

 軸を変えず乱視度を下げると

  ? s±0.00 c-1.25 Ax25゚ を装用したら

       s±0.00 c-0.75 Ax25゚ の未矯正となる。

 ?と?、未矯正度球面乱視軸に注目してください。

 

同じ乱視度でも、軸によって見え方の良し悪しがでます。

180゚に近いほど良く、90゚に近いほど悪くなります。

 

この結果を見て、屈折矯正の専門職 としてどちらを選びますか?

軸を変えるとしたらどの程度までにしますか?

 


上の合成の計算に使用した計算式をワークシートにしました。

ダウンロード→ エクセルファイル

 

ネット掲載2010年6月2日

 

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