LogMARと対数視力?
『対数視力?』のページで紹介した視力の表現は実は LogMARと数学的に同様なものなのです。
〔対数視力?〕=Log10(少数視力)+1=Log10(少数視力×10)
〔少数視力〕=10(対数視力?)÷10
〔視角〕=1÷〔少数視力〕
LogMAR=Log(視角)
上の数式に数字を当てはめ、順に計算すると右の表ができます。
ごらんの通り、対数視力とLogMARは反比例しています。 〔対数視力〕+〔LogMAR〕=1 (この1は対数視力を少数視力に似たようにするため足した1です。)
数学って面白いですね、まるで別の物のように見えるものが実は同じ土俵の上にいたということです。
下のグラフを見てもらうと、数字だけ見ているのが嫌いな方でも納得できると思います。
まぜLogMARを今、盛んに使うようになったのでしょうか? 対数視力でも十分事足りる気もしますが、あえて少数視力とあべこべの並びの物を使って混同しないように考慮し、ついに見つけた表現方法なのでしょうか?
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〔少数視力〕〔対数視力〕〔LogMAR〕と〔視角〕の関係をグラフに表すとこうなります。
余談1
0.1(1LogMAR)5m用の視標を使って低視力者を測定
LogMAR ( )内は少数視力 |
距離(m |
1.0(0.100)
1.1(0.079)
1.2(0.063)
1.3(0.050)
1.4(0.040)
1.5(0.032)
1.6(0.025)
1.7(0.020)
1.8(0.016)
1.9(0.013)
2.0(0.010) |
5.00
3.97
3.15
2.51
1.99
1.58
1.29
1.00
0.79
0.63
0.50 |
余談2(これ大事かも)
5m用LogMAR単独視標を、約2.5059362mで使用すると 各LogMARの値はそれより0.3大きくなる。
例 5m用0.4LogMARの視標を 約2.5059362mで使用したときの視標の 真の値は0.7LogMARとなる。
臨床的には、距離を半分にしたら0.3たすって事かな。
ネット掲載2005年6月23日
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